1月11日:今週の市場の見方
今週の見方
高市首相の「解散総選挙」報道を読売新聞が出して、週末の引け後の市場は大混乱…かと思ったら、結果は大幅高。なんじゃそりゃ、って感じですよね。筆者自身も、選挙はいつかあるだろうとは思っているのですが、今回のタイミングは少し早すぎるというか、大義名分が弱いようにも感じてしまいます。
要するに、他紙やTVがそれに乗って「解散だ!選挙だ!」と一斉に追随するなら話は分かりますが、現状はそこまでの流れがない。となると、同社がよくやる“観測記事”の可能性もあり、そこにロイターが反応して拡散したことで、市場が先に盛り上がった…という形にも見えます。
全くのデマだとは思いません。ただ、こういう時ほど冷静に、「それで、なぜ株価が上がるの?」という仮説が必要だと思うんですよね。
市場の現状と課題
市場が「期待」で上がるのは良いのですが、問題はその期待の中身です。
今回のように“解散かも”で株価が上がるなら、それは結局「景気刺激型の政策が出るのでは」という期待感だと思われます。
でも、それって裏返すと、
- 自民党がどの程度勝つのか
- どんな政策が出るのか
- 期待が現実になるのか
この前提が揃ってないと、選挙が終わった途端に「はい、材料出尽くし」でズドン…という可能性だって普通にあります。過去もそういう場面がありましたからね。
さらに言えば、市場環境は決して軽い空気じゃない。
日中問題は今後もっと怖い局面があるかもしれないし、ベネズエラからグリーンランドへ話が飛ぶような時代ですから、欧州勢だって簡単に好きなことを言える雰囲気じゃなくなる可能性もあります。
関税についても「落ち着いた」と言われていますが、反対意見の国には別の形で圧力をかける例もある。
だから、正直「気楽に買える環境」ではないと思うんですよね。
今後の展望
筆者の考えとしては、
- 高市政策に乗る株を買う → これは分かる
- 選挙で上がるから買う → これは慎んでほしい
この違いが大事だと思っています。
まあ、筆者も市場に居たら居たで、その瞬間の流れには乗るんでしょうけど、こういう相場はノイズが多い。
誤魔化しも多い。断定も多い。煽りも多い。
そして、それだけ今のメディアには「責任感が薄い」と感じる場面が増えました。ネットもそうで、強い言葉で断定して盛り上げる人が増えていますが、あれは本当に人を傷つけることもあると思うんですよね。
相場の方は、新春から上げ下げがきつかった分、テック株の過熱感が一旦抜けた形になっています。その反面、個人投資家も相当動いていて、フィジカルAI関連は少しやり過ぎ感もありますよね。安川電機の決算後の動きなどは、その象徴として一つ気になっています。
最後に
器の小さい筆者としては、今回みたいに急騰した割にTVが静かなのが逆に気持ち悪いんですよね。普通こういう時って、ワイドショーも含めてドタバタするじゃないですか。だから、良い方に考えすぎないのも大事だと思います。そもそも夕場の時点で日本株が高く推移していた流れもありましたしね。
結局は、選挙だ何だの前に、高配当・好業績で、安く売られたものを丁寧に拾う方が、今週は筋が良いのではと思っています。まだまだ安い物は多いですからね。
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