銘柄記録1月14日:今日の市場の見方
1/14備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
3407 旭化成
総合化学企業。柱はケミカルと住宅だが、電子部品・繊維・衣料など幅広く展開している。昨年は北米住宅の落ち込みや原材料高に加え、米国関税を巡る思惑も重なり、夏場までは株価1,000円前後で推移していた印象が強い。その時期は市場での評価が低いと感じる場面もあり、何度かメモしてきた。
足元では米国関税の不透明感がやや後退したこともあり、株価は1,400円台まで戻している。収益の本格化と技術力の高さを考えると、ここからは「再評価」というより“本来の評価”に戻る流れになる可能性もある。企業規模的にも、今年の運用資金が入りやすいタイプの銘柄だと思われる。
5201 AGC
旭硝子の頃、筆者が担当として出入りしていた企業。自動車用ガラスを主力としつつ、ディスプレイなどを含め事業領域は時代に合わせて大きく変化している。先日も運転支援情報をフロントガラスに映し出す技術を展示(CES関連)しており、ガラス企業というより“技術企業”としての側面が強い。
一方で昨年は、市況悪化による塩ビの鈍化、生産不具合が話題になった医薬品領域、ロシア撤退費用などが重なり、株価は本来の評価を得にくい状況だったように感じる。今年はこうした悪材料の整理が進むにつれ、企業の基礎体力を見直す動きが出てくる可能性があると見ている。
7974 任天堂
株価が大きく下がっている。スイッチ2のヒットで昨年末に買い上がる局面では強く意識されなかったが、ここに来てメモリー価格の上昇が急に材料視され、「子どものゲーム離れ」といった“いつもの話題”まで同時に乗せられた印象もある。ただ、メモリー高騰による利益率低下が論点になっても、現状の生産コストと販売価格の関係を考えると、株価ほど深刻なダメージなのかはやや検証が必要に思える。販売量も高水準が続いていると見られる。また会社としてもコスト面の見直しを進める方針で、海外戦略も新たな動きが出てきている。需給面では、借株売りを主体にしている向きがいる一方、買い戻しの動きも見られるようで、短期的には揺れやすいが、長期では“戻る株”として見ておきたい銘柄の一つ。
7995 日本バルカー工業
配管のつなぎ目などで使用される、ガス・液漏れ防止のシール材大手。プラント、半導体製造装置、産業機械向けに強みを持つ企業。前期は資材高騰による利益率低下の影響が大きく、苦しい局面が続いたと思われる。
ただ、今期は不採算部門とされる塩ビ事業の売却が進み、利益率の回復が見えやすくなっている。来期も生産能力の増強を含め、比較的高い水準を維持する可能性がある。見た目以上に資産面がしっかりしている印象があり、ニッチ分野ゆえにアナリスト評価が高くなりやすいタイプでもある。
