嫌な強さ(1/23朝の講義)

日経平均は確かに高い水準にありますが、個別を見ると失速する材料株も目立ち、少し困った展開になってきていますよね。昨年秋のような“集中相場”に比べれば、多少は横に広がっている印象もありますが、それでも個人投資家が好みやすい銘柄群が弱い。結果として、キオクシア関連を探すような売買が増えているようにも感じます。ただ、そのキオクシアそのものが「登場=買い」というより、売り出し株が思うほど処分しきれないほど不人気だった面もありました。背景にはメモリ周辺の需給のだぶつきもあり、“嫌われやすいテーマ”になっていたところがありますよね。

しかし冷静に考えると、半導体が必要なら関連する汎用品も必要なはずであり、今の状況は「主役だけ先に買われ、周辺は取り残される」という継ぎはぎの相場に見えなくもありません。昨年から市場は集中投資型に傾きやすく、結局、動くものだけが“主役固定”になっている印象もあります。米国市場ではデータセンター関連の設備投資が材料視されて買いが入っていますが、思い出すのは11月の急落です。あの時は同じ設備投資が「利益を圧迫する」として売られたわけで、今回も見方次第で評価が真逆に振れるということになります。

こうした「取り方次第」の相場は、あまり健全ではない気がしますし、もう少し値動きが柔らかく、自然に循環する市場になってほしいところです。今のままだとチキンレースの色が濃く、次の展開が読みにくいと感じてしまいます。アナリストの一部は昨日、「トランプ大統領と同じ見方」で強気を語っていましたが、確かにそういう見方も成立する一方で、相場としては厄介さも増している局面なのかもしれませんね。

7921ニッチツ、5801古河電工、6501日立

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