1月30日:今日の市場の見方

東京エレクトロンの変調がやはり気になりますよね。今日は、昨日しっかりしていたアドバンテストや、好業績銘柄の日立の動きを丁寧に見ておきたいところです。これらに“続く強さ”が出てくるのか、それとも押し目がただの戻りで終わるのか。そのあたりが、この市場が本格的に変調入りしているのかどうかを見極めるポイントになりそうです。

選挙情勢についても、ここに来て急に自民党有利という報道が増えてきましたが、実際には肌感覚でそう感じていた人も多かったのではないでしょうか。中道勢力が動いたことで、かえって引いて見られるような空気もありましたし、「拮抗」「逆転」と伝えていた流れが急にトーンを変えてきた印象もあります。このあたりの報じ方には、少し違和感を覚えます。

政治とカネの問題などが改めて取り上げられやすいのも、いわゆるハネムーン期間が過ぎたこのタイミングです。記者が温めていたネタが出やすい時期でもありますし、野党側も攻め方を整理してくる局面でしょう。雑誌やテレビの報道姿勢が変わってくる可能性もあり、そこは頭の片隅に置いておきたいところです。

市場の方も、東京エレクトロンの売られ方やキオクシアの値動きには少し引っかかる部分があります。本来なら為替に素直に反応する相場であってほしいのに、その連動が鈍い。昨日はやや持ち直したものの、内需株の反応も今ひとつに感じます。何か歯車が噛み合っていない週末という印象です。

売り込まれた銘柄が素直に買い戻されるならまだしも、下がっては買い戻され、また売られるような“負の回転”に入り始めると、動きは一段と厄介になります。今日は全体として、やや緊張感のある一日になりそうだという見方で見ています。