2月1日:今週の市場の見方

今週の見方

トランプ大統領の動きは相変わらず目障りではあるのですが、日本市場にとっては何と言っても選挙の話題が中心ですよね。勝とうが負けようがというよりも、「良いのか悪いのか」を若手も含めて考える空気が強まってきた感じがします。

組織票中心だった昔とは違って、ネットを通じた説得の方が効く時代になってきていますし、そうした心理を動かすマニュアルのようなものまで出てきている。ただ一方で、前回選挙の“新党ブーム”にはすでに飽きが来ているのも確かで、看板や党首がいくら主張しても、政策そのものが置き去りになる場面も目立ちます。

そうした中で、看板が変わったとはいえ主戦力である自民党の高市首相はかなり目立っていますよね。否定的な人も多いですが、前向きに見せるうまさは持っているし、きついこともそれなりに話しているとも言えます。ただ、危うさを指摘する声もあり、自民党内の分裂や“見せかけ高市チルドレン”のような候補も多い。選挙がつまらなく感じるのは、政策論争というより“暴露合戦”の様相になってきているからで、相手の人気を下げる方向に力が向いているようにも見えます。そうなると天候も相まって投票率が下がるのでは、とも感じます。

市場の現状と課題

各党の公約を見ていると、予算の組み立てに疑問を感じる部分があるのは自民党以外の方が多い、というのが市場の見方として出やすいところでしょう。先日、高市首相が消費税に言及したことで財政の話が表に出ましたが、もし野党有利という流れになると、市場は少し深めの調整をするのでは、という感覚はありますよね。

だからといって先回りして売るというより、「選挙まで高ければ無理して買わない」「選挙戦に異常がないのに需給で売られたら拾う」くらいのスタンスで良いのだと思っています。

足元は決算期でもあり、食い散らかされた銘柄が多い。そこに金融機関の期末の売りも重なる時期ですから、指数よりも個別の需給に振られやすい。ここを無理に追いかけるとやられやすいから、需給で売られたら買う感じでしょう。

今後の展望

買う対象としては、下がってきた高市関連銘柄や、好業績なのに人気化し過ぎて投げられた銘柄など、結局はいつもの投資で十分という気がしています。個人的には内需中心で、その中でもAIシステムのような分野に目が向きやすいですね。

換金が続いている今の市場は、逆に言えば狙いやすい場面も多い。決算を通過して無風になった高配当株などを拾っていく程度でも、十分戦える環境だと思っています。

SNSでは「当たった」「儲かった」という話が目立ちますが、普通に東電の事業再編やJR東の自前志向のような流れから、気の長いTOB候補を探すという発想もあっていい。派手さはなくても、そういう積み上げが後で効いてくることも多いですからね。

最後に

選挙前になると、どうしても「選挙後どうなる」という話ばかりになりますが、実際には決算期で売られ過ぎ・買われ過ぎが混在している時期です。

期末の金融機関の売りを意識しながら、無理せず、いつものペースで。下がってきたものを丁寧に拾うという、地味ですが再現性のあるやり方が、今週は合っているように感じています。

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