2月4日:今日の市場の見方

悲しい相場だと感じるのは、本当に選択色が強いからです。TVなどでは「高い」と言いますが、実際には手持ちの一部が良くても、総体的な評価額はあまり増えていないというのが実感ですよね。物色は一部の銘柄、情報通信系というか外資の買い戻し中心で、範囲がかなり狭い。とても「総体的な上昇」とは言えない状況です。

その結果、多くの銘柄が昨年秋の水準を下回っていたり、一週間前の値段にすら戻らないものも多い。全体を安心して買える時間が本当に短いんですよね。

だから余計に厳しく感じて、苛立ちや逆向きの発想が出てしまう。「自民党圧勝なら今買うと、選挙が終わったら下がるのでは」とか、「勝ちの折り込みではないか」と考えてしまうわけです。ただ自分は、今週のレポートでケース別に日経平均の上昇幅を書いてきました。過半数ならこの水準、300議席なら+2500円というように目安を置いています。

だから昨日の上げは「ちょっと怖い」と感じる動きでもあり、仮に今日下がるなら、どこが買い場になるかというと、まずはその“過半数分”の水準あたり、という考え方になるんですよね。

もちろん相場がそんなにきっちり計算通りに動くわけではありませんが、目標数字やイメージを持っておくことは大事。この市場は、どこかおかしな報道に振り回されてリズムが狂っている気がしています。だからこそ、指数が動かなくても企業内容の良い銘柄を見るべきですし、なんとなくですが中期目線も頭に入れています。

加えて、金融機関の換金が出ているイメージもありますし、想定外の強さに連続性がないという点も、昨年秋とは違うところでしょう。そう考えると、昨日の上昇も体感としては「500円も上がっていない」のではないかと感じてしまう。一昨日の水準から+500円くらいと見ておく方が、感覚的にはしっくりきます。

その見方の中で、昨日少し動きかけた一般株がしっかり頑張ってくれれば、ようやく個人投資家が「好業績を買う」「売られ過ぎを買う」という気持ちになってくるのだと思います。ただ、それがどうなるかは、今日が始まる前の段階ではまだ分からないんですよね。

もう少し個別が素直に上値へ行ってくれないと…。買値前後の上げ下げばかりでは、正直しんどいですよね。