3月6日:今日の市場の見方
やや面倒に感じる環境になっているのは、メディアがイラン関連のニュースを多く出していることも影響しているように思います。その結果、ネット上では前日に出たニュースと新しく出たニュースの区別がつきにくいまま拡散されることがあり、似たような内容が繰り返し広がっている印象です。攻撃や主張に関する話題が多いこともあって、そこににわか専門家的な注釈が付けられ、全体としてネガティブな雰囲気が生まれやすい状況になっています。
こうした時、市場には「まだ片付いていない」という感覚が残りやすいようです。自分としては以前から話しているように、イランという国はそう簡単に諦めるタイプではないという見方を持っています。本格的に向き合う必要がある問題で、ベネズエラとは状況が違うという認識です。それをトランプ大統領の軽い発言のような形で片付けるのは難しいでしょうし、発言の中に突っ込みどころが多いほど、ネットの世界ではそれが「危険性」として解釈されやすくなります。さらにスキャンダルや関税の返済命令といった話題が重なってくると、実際に市場がどの材料に影響を受けているのかが分かりにくくなる場面もあります。
自分としては、この市場がイラン問題を一度整理して、「何が売り材料なのか」「どこは関係ないのか」という見方に進んでくれたら良いと思っています。しかし、まだそこまで整理が進んでいない印象があります。つまり、イラン問題が市場の中で完全に消化されていないため、次の段階に進む気持ちが出にくい状況なのではないでしょうか。そうした心理を抱えたまま週末を迎えているという感覚があります。短期売買が多い日本市場では、昨日あたりから投げに近い商いが見え始めており、売り方はそこを狙いやすい環境とも言えそうです。
そのため、今日は逃げたい、あるいは売っておきたいという投資家が多くなる可能性もあります。そこにネットでの情報拡散が重なり、どれが事実なのか分からないまま、不安に押される形で投げが出る場面があるように感じます。結果として、本来の経済状況や実態とは別に、市場全体の雰囲気が非常に暗くなることもあります。そして一度投げてしまうと、その弱気な気持ちを正当化するような情報がさらに拡散される、という構図も見られます。本人としてはただ素直に投げただけなのかもしれませんが、その悔しさが残り、買い向かう人に対してどこか嫌味ややっかみのような反応として表れてしまうこともあるのかもしれません。
