見えない収束(3/16朝の講義)
【3/12配信】原油急騰、日経平均急落を、どう生き抜くか?
13日の日経平均は続落し、終値は前日比約633円安の5万3,819円61銭となった。月間ベースでも前日までの下落幅が約4,398円と売り優勢の地合いが続いている。2026年3月限のSQ値は「52,909.45」である。
どうやって終わらせたいのかが見えない戦争というのは、多くの人が感じているように、このまま長引けば各国でテロのような動きが起こり始める可能性も出てくるんでしょうね。今週はFOMCや日銀の政策決定会合、そしてECBの会合がありますが、こうしたところにも影響が出てきそうです。ただ、欧州と日本では基本的な考え方が違いますし、金利に対する見方も今回は真逆の方向に進みそうですよね。コストプッシュ型のインフレでも、過去の経験から金利上昇方向に持っていこうとするEUと、伝統的にコストプッシュ型では金利を上げても効果が薄いと考える日銀では、行動が違ってくるというのが普通の見方でしょう。
そういう状況の中で一番困るのは、ここまで積み上げてきた景気分析の前提が大きく崩れてしまうことなんですよね。原油高から来るインフレというのは、単純なインフレとは少し違います。原油があるうちはまだいいのですが、農業や流通の分野にはかなり厳しい影響が出てくる可能性があります。経済行動が止まってしまうという方向に進めば、世界的な恐慌のような状況にもつながりかねません。買えないというより、物が無くなってしまうという話ですからね。
そう考えると、米国の今回の中途半端な攻撃は、いったい何を狙っていたのかという疑問も出てきます。このままだと経済への影響が大きくなる可能性がありますし、どこか判断を誤った動きだったのではないかという気にもなってきます。さすがにそれに気づいていないということはないでしょうから、どこか歯車が狂ったような感じがありますが、そうした違和感がNY株の売りにつながっているようにも見えます。
そういう意味では、少し具合の悪い流れになっている気もするんですよね。
4901富士フイルム、6363酉島製作所、6532ベイカレント
