3月18日:今日の市場の見方

先日から「ノイズか事実か」という話をしてきましたが、原油高騰からくる経済の圧迫については、実際に一部地域では品不足が出始めているという話もあります。インドネシアのように産油国であれば影響は限定的とも言えますが、東アジアの他の地域では物不足の兆しが見え始めているという見方もあります。不思議なもので、そうした現実的な話よりも、「終焉は近い」といったトランプ氏の発言の方に市場が反応しているようにも見えるんですよね。

先日も書いたように、イラン問題に関する金融市場の初動的な対応は一巡しているという見方もありますから、需給だけで見れば買いが入れば動きやすい環境とも考えられます。ただ、インフレからくる経済への不安が残っているため、上値が重く感じられる場面もあります。理屈としては警戒が主になる局面ですが、一方で落ち着けば反応が出るという見方もあるため、上方向に動くと投資家が慌てるような場面も見られます。これも相場の一面ではありますが、少し冷静さが欲しいところですよね。

自分自身の感覚としても、逆張りで拾える場面はあっても、そこから流れが続くとは限らず、どちらかというと選別された銘柄に資金が集まる相場になっているように感じます。それでも投資家は動いているものに目が向きやすく、下げた局面でも半導体やその関連から見ていく動きが出ています。電線株なども調整はあっても「上がり過ぎの反動」という見方もあり、パワー半導体などへ資金が移る動きも見られます。ただ、それが本質的な流れなのかどうかは、少し考えてしまう部分もあります。

今日は昨日の反動という形で上値を試す動きもあるのかもしれませんが、明日の三連休前や休み明けなど、時間が空く局面では何が起きるか分かりにくいところがあります。トランプ氏の発言一つで流れが変わる可能性もありますし、外部要因には注意が必要です。メディアでは様々な見方が出ていますが、日本の立場というのはなかなか難しいものがありますよね。

方向がある程度見えてから、出遅れているところを拾っていくという対応でも十分ではないか、という気がしています。