3月25日:今日の市場の見方

難しい市場というのは、何をどう考えていくのかが本当に難しいですよね。一晩経てば位置が全く変わってしまうケースも多く、上がっても下がっても一巡すれば止まるという流れが出ていて、いわゆる解説者泣かせの相場だと思います。上げ下げの理由は表向きはメディアのニュースなんでしょうが、実体としては需給相場であり、その需給を覆い隠す形で「ニュース」として出てくるから、いわゆるTACOトレードのような動きが目立つんですよね。

そもそもトランプ氏は会見よりもXなどでの書き込みが多いですから、市場に流れる情報もロイターのような整理されたものではなく、掲示板的に断片的に広がっていきます。そうなると時系列はバラバラになりますし、フェイクニュースも混ざってくる。昨日も「攻めない」「協議する」といった発言があった一方で、その前の攻撃や爆発のニュースが、あたかも今起きたかのように流されるから、市場は「トランプは信用できない」という空気になり、情報が錯綜したまま株価が下がる流れになっていきますよね。

ただ、結果はどうあれ協議の動きはあるわけですし、イスラエルも9日という期限を示していることを考えれば、合意に至るのは簡単ではないにしても、何とかしたいという意図は双方にあるようにも見えますし、周辺国としてもこれ以上の混乱は避けたいという思いはあるように感じます。とはいえ、ネット上にはにわかの戦争解説も多く、情報はかなり錯綜しています。それでも実際に売られている背景は需給にあるわけですから、そこを理解して向き合わないと、感情に振られて後から「なぜあの時こうしたのか」と思うようなことにもなりかねません。

そういう相場環境ではありますが、このリバランス対応が一巡すれば、その後は地銀や都銀の換金の動きなどを経て、ようやく反転の土台のようなものが整ってくる、という見方もできると思っています。