3月27日:今日の市場の見方
不思議なのは、最初から難しい状況だと分かっていたのに、なぜあそこまで一気に買いにいったのかという点なんですよね。昨日の朝なんかは、普通に考えたら無理のある買いだったと思います。ただ、売れないというのは、こうした状況に対して人が飽きてきたり、鬱陶しさから「もうどうでもいいや」という心理になってしまう部分もあるのだと思います。本当に難しい市場で、結局のところ真実が何も分からないというのが一番正しい見方なのかもしれません。
とにかく、今は自分で考えれば分かることまで人に聞こうとする流れが強くなっていて、人の意見は信用しないのに、AIが答えたものは正しいと受け取るような空気がありますよね。ネット社会で人を信用しない傾向が強まる一方で、その人の情報を集約したAIの答えは信用されるという、少し不思議な構図だと思います。
トランプ氏については今さらですが、やはり言い方に問題があると感じます。良く言えば挑発、悪く言えば侮辱に近い表現が多く、相手を貶すような言い回しが目立ちますよね。そうしたスタイルでは本来の意味での交渉というよりも、「勝つかどうか」という発想に偏ってしまうようにも見えます。特にトランプ氏はその傾向が強いように感じます。
こうした感覚は、日本の若い政治の世界にも少し似た部分があって、丁寧に見えて実は強い言い方で相手を追い込むような場面もありますよね。討論などでも相手を愚弄するような言い方や、答えにくい質問を投げる場面が多く、それをメディアが取り上げる流れもよく見られます。そうした空気が広がっているのは、米国だけでなく日本でも同じなのかもしれません。
一方で、日本は核を持たないという立場を維持しつつ、原油の確保については一定の前進が見られる点は評価できる部分もあります。ただ、産出国が世界のためというよりも、あくまで利益重視で供給している点には違和感もありますよね。需要と供給の話ではありますが、災害時の支援のような無償の考え方とは違い、こういう場面ではそうした配慮は期待しにくいのが現実です。
そう考えると、今の時代はなかなか物事がまとまりにくい環境にあるのだと感じます。
