3月31日:今日の市場の見方

市場の信用度が低く、なおかつトランプ氏をはじめとした要人発言が全く信用出来ない状況では、そもそも意義が見えにくい戦争の場合、マスコミも深く突っ込まないので前に進みにくいですよね。米国民が支持しやすいような書き方はされるものの、全面的に擁護するわけでもなく、大衆は「戦争反対」に傾きやすいし、結局は目的だけが語られる形になっています。

そのため、流れてくる情報もXやメタといったSNS発が多くなり、それなりの立場の人でもレポートではなく「つぶやき」に近い形になっていますよね。トランプさんの影響もあって、発信の仕方自体が変わってきたような印象があります。ただ、もし本人が直接そうした形で発信しているとすれば、真偽の問題や情報管理の面でも不安を感じる部分はありますよね。

こうした社会状況では、まとまる話もまとまりにくく、何がどうなっているのか掴みにくいのが実情です。ただ、少なくとも株式市場は問題が片付くまでは動きづらく、むしろ早く状況が進展してホルムズ海峡が通過できるようになってほしい、という声が出てくるのも無理はない流れです。相手を愚弄したり威嚇するような発言が続く限り、交渉は前に進みにくく、折り合うべき部分も難しくなるように見えます。

一方で、そうした環境の中でも米国では日本人選手が野球で活躍していて、経済や情勢よりもスポーツのニュースの方が詳しく伝わるというのも、今の社会の一面ですよね。物資不足が出始めていても、どこか対岸の火事のように受け止める人も多い。だからこそ相場も、反転と急落が入り混じる動きになります。実際、昨日も前場はオルカンや地銀の換金売りのような動き、後場は配当再投資の買いという、需給主導の展開でした。

パウエルさんの発言も含めて、完全に信頼出来る状況ではないものの、現時点の経済はまだ崩れてはいません。ただ、このままの流れが続けば、クラッシュに向かう土台が出来つつあるようにも見えます。データを重視するタイプの判断はどうしても後手になりがちですから、少し先を意識した見方も必要で、金利上昇を伴うインフレ型の不況はやはり警戒しておきたいところです。