4月1日:今日の市場の見方

日々株価がワープするような動きですから、本当に難しいですよね。売り煽りも多く出ていたことで皆が動きにくくなっていたところに、トランプ氏の攪乱的な発言が重なり、何が良い材料なのかが見えにくい状況でした。そうした中でイラン大統領が停戦を望む姿勢を示したことは、前向きに受け止められ、市場の心理が一旦落ち着いたという見方になります。当然これで全て収まるとは考えにくいですが、イランという国の内側が少し見えてきたという点は大きいですよね。

要するに、一枚岩ではないということがはっきりしてきたわけで、トランプ氏でなければもう少し交渉はスムーズだったのではとも思えますし、逆に彼でなければ核問題に踏み込めたかどうかも分からない部分があります。ただ、イランとしてもイスラエルが保有しているものを自分たちが持たない状況では抑止力に不安が残るわけで、その構図をどう見せていくかという思惑もあるように感じます。

いずれにしても、一つの大きな危機が和らいだ可能性があるという点は事実で、全く解決しないという状況でもないという動きが見えたのは確かです。まだ問題は多く残っていますが、売り込まれた資金が市場に残っている状態でもあるので、少し落ち着く時間があってほしいところですよね。大きく下げた割には追証の話もあまり聞こえてこないですし、市場全体のダメージは限定的という見方も出来ます。株式投資で一番厄介なのは、買い場と感じる局面で売らざるを得ない状況に追い込まれることですから、今回の反発はそうした参加者に余裕を持たせる意味合いもあるように見えます。