4月5日:今週の市場の見方
今週の見方
原油離れが実現できるのかどうかは、今後どれだけ時間がかかるのかに左右されると思います。ただ、ここまで相当な悲観は織り込まれてきましたし、季節的に外資の買い戻しが入りやすい時期でもあります。加えて、クレジット問題を見極める時間があることや、米国経済が意外に底堅い点も材料として意識されます。ですから、市場のニュアンスは少し変わってきたのかもしれません。ただ、TACO的な発言で投資家心理を逆なでする場面も多く、下品な言い回しもあって、全体としては疲れが出ている印象です。
市場の現状と課題
ホルムズ海峡を巡る問題を曖昧にしたままの発言が、結果として他国を巻き込む形になり、交渉の枠組みのようなものは一応見えてきましたよね。そのため、週末の値動きがこれまでと少し違ったと見る向きもあります。本来、世界のリーダーを自任するなら世界経済への配慮も必要なはずですが、産油国としての立場を考えれば、供給面での配慮があっても良いはずです。ただ、現実にはそうした動きではなく、場合によっては条件次第で強い対応を示す可能性も否定できません。
また、現状の流れを見るとイスラエル寄りと受け取られても仕方がない部分もあり、中間選挙を控えた中で先行きの行動が読みづらいですよね。関税政策なども含め、米国の信頼性に対する見方が揺らぐ場面もあり、このまま基軸通貨としての位置が維持されるのかという点に不安を感じる向きもあります。こうした構造的な問題は、将来的なリスクとして意識されやすいところです。
今後の展望
目先としては日柄的な反発があってもおかしくない状況に見えますが、6日を期限とする動きなどで再び揺れる可能性もありますよね。ただ、もし同様の下落があった場合には、今回の局面で反発が目立った銘柄に注目するという考え方も出てきそうです。好業績で外国人持ち株比率の高い銘柄を軸に見るスタンスは変わらず、場合によっては材料株のような対極の動きも意識される局面かもしれません。
補足:トランプ大統領は26日、イランの発電所やエネルギー関連施設への攻撃停止措置を10日間延長し、4月6日までとすると表明しました。※米東部時間4月6日午後8時(日本時間7日午前9時)
最後に
気になるのはNATOの会議での米国の発言で、ここでどのような姿勢を示すのかによって市場の見方も変わる可能性がありますよね。何か動きがあるとすればそのタイミングかもしれませんし、全体としては引き続き慎重さが求められる週になりそうです。
