市場の本質が失われたような市場ですが、過剰流動性が高く、資金の持って行き場がない気がします。ビットコインなんてのはどこまで上がるのか判らんぐらいの動きにやがてなっていくと思いますね。いや、米国の景気が頭打ちしているし、金利高いから金借りる人は少なく、ということは、コストカットの設備投資はしても、新しい工場などの建設は少なくなります。

だから、儲かった企業が資金を運用、または貯金ですが、貯金は不採算と言われる米国では運用に回すことが多く、仮に預けても債券や株式運用でして、現在の決算の方法から一定期間で洗い替えするために、債券では運用しにくくなっていますよね。だから、株式へと向うんですが、その流れが中国はまだ無理ですし、インドは整備的にまだまだ難しい部分があるし、だとしたら、狙いは日本株という感じなんでしょう。

しかし、実体経済を見たときに今まで安過ぎたのはあっても、「今後良くなる」を考えた急騰型が多く、本当にそれで良いのかという気持ちがあります。だから、加減しながら上がって欲しいのですが、問答無用の買い方から来る上げは、買われる物は良いが、そうでは無い物は本当に悲惨で買いが入らないんですよね。

自分は見直し相場好きなのですが、成長産業に向う市場は初期に起こる事であり、ここから初期相場になるとしたら、相当上は高く先高感満載です。ですが、トランプさんの言動からおかしな事が始まる気がしますし、給与アップからくる日本企業の保守的な数字予想とかになったら、こりゃ資金力のある割安株が有利になっていく、バブルの初動の物が良いと思うんですよ。

いわゆる、ヒューチャーバリュー相場がこの後から来る気がするんですがね。まずは外資ではない、日本の大口投資家が興味持つタイプから攻めますが、TOPIX型も要注意。