手口【3/26朝の講義】

昨日の不可解な動きは外資の先物売りが多かったようです。売った量にしたら株価は堅調と言えます。ですから、恐らく「付け替え」が主で、純粋な売りではないと考えています。昔ならばそういう時に個別株の手口などが見えたから判りやすいのですが、外資のために手口を消すような動きで、実際にどうなっているのかが判らないという状況ですね。

こうした不公平は外資にとっては不利だったと言えるわけで、昔は国内証券会社の手口も公表されていたんですよね。旗艦店から買いが継続されているとか、売っているとか良く見えた物です。レポートで格下げした企業を買っているレポート書いた企業とか多かった物です。だから、確かに言いたいことは判るが、不正を止めるためにも手口の公表は必要だと自分は思っています。

いずれにしても期越えを考えた”現物買いの先物売り”のペアトレードは、配当が先物の計算された値よりも多くなるケースが今回は多く、結局決まるのは株主総会であり、増配を急に行なう企業が多いと、計算値よりも下になるケースが多く、先物売りの現物買いに、鞘が生じることから出たんです。そういう考え方が細かくなされるのがヘッジファンドであり、この時期は手口は片方だけではなく、自己が買って東京支店に配当が入るようにしたり、逆に先物売ったりとややこしい商いが多いのです。

そういう中での今日明日の商いは、先に繋がらない物が多いのです。

7730マニー、9307杉村倉庫、5282ジオスター