今日の見方(5月17日)
NYダウが4万円台に乗せましたが、さすがに調整したという事から、日本市場のどう考えてもおかしい昨日の日経平均だけの上げが帳消しになったという場面。7割近くの株式が前場で下がっていました。後場寄り少し反転して、個別はその後商いがないと言うぐらいですからね。そして、決算での売買も大人しくなっていったから、なんか盛り上がりもなかったという感じなんですよ。
そういう展開で進んで日経夜間先物が大幅に下がってきたんだから、日経平均の下落だけで事が終われば済むんですが、何となく個人投資家も慎重姿勢は崩さないし、この動きは拙いんじゃ無いのって気がするんですよね。そうなって欲しくはないという気持ちになりますが、こればっかりは始まらないと分かりません。特に昨日大きく上がった株式が多いのですが、そういうのがまだ売られたらきついのです。
一昨日の売買代金5兆円が指数面では回転しましたが、損保らが回転効いていませんし、昨日下がった物を買った資金も動かなくなったら、ちょっと厄介な市場になるから、十分気をつけていかないとならないです。今月末はリバランスも多くなりますから、市場の需給が読みにくいし、ここが済んだら欧米年金の中間決算から6月がまた難しいので、上がっておかないとちょっと厳しくなるのではと思います。
こうした時は一回動きを止めて、市場に対してよりも個別に対しての調査に向います。丁度、決算が終わったんで企業調査に行って、今年の動きや状況を把握するといった雰囲気なんですよね。そういう動き方が個人で出来たら良いのですが、それが出来なから現在、企業IRセミナー配信を行なっていまして、昨日の開催の企業なんてのは目から鱗こですよね。会社の思考や向かうところが大きな企業は大好きなんですよ。