握力のない相場(7/22大引けの講義)
勝負になっていないというか、試合会場に来たが相手がいない中、観客から罵声浴びせられたような市場でした。いや、朝から立ち合いが始まった時は、歓声や声援も多く、ウォーミングアップが終わった九時半ぐらいから、どうも相手が見えないんですよね。そのうち外から売り物が投げ込まれるような相場になってしまい、抵抗を一部しても継続性はなく、買う人は目先投資の「綾取り」狙いになっていたんですよね。
だから弱い相場とは思えないくらいの買いの入り方であったり、良い位置であっても買い主体が買えないですし、必需の引き取った売り需要は五月雨的に出て来たということになります。後場はもうやる気が無いから売りが切れていても買う気が無いという形になり、蒸し返した弱気の話をもっともらしく言われて、びびって売りが出るということになります。握力がなくなった瞬間でした。
まあ、今日はいくらで引けたとしても関係は無いと思いますし、関係無かったと思っています。今晩のNY株や欧州の株式がいかなる動きなのかとか、ネット障害からくる保険料分が売られたのかなどがはっきりしてくると思います。いずれにしても買い手不在だから、ここから下げたまま月末向かうと、悪い話が再び浮上してくるでしょう。もう一回反発して欲しいと思いますね。
しかし、買いが入らない市場は売り方が本当に有利なんですが、夏休みは売り方は取らないんですかね?買い方が先々週まで一気に買い過ぎたのが悪いんでしょうが。
9202ANA、2330フォーサイド、6981村田製作所