今日の見方【8月2日】

こういう時は先ずは手仕舞いして口座を守ってから次の段階に入るべきで、この市場は多くの人が損しているから、下がった時にファンドの崩壊なんてのが出たら、もう一丁下がってしまいます。ただ、今回は下がる気がしながらの下げでしたから、運用系は枠が空いているし、GPIFなんかも買い転換できる状況にあります。

ですが、そういう相場観とは別に自分の口座を守ることが大事ですから、とりあえず、色々投げてみてから考えることが肝要。この市場は相当なひどい流れですから、ファンドの一つや二つは飛んでいますし、二次災害からそういう下げがあるのは東日本震災や新型コロナで経験していますからね。

ひとつひとつは悪くはないが、金利が動いたことから資金の動きが変わって来たし、パウエルさんの遅い動きと植田さんの先を見た流れが噛み合わなかった部分は大きく、各国の政府が何も対応できなかったというのがポイントだと思うんですよ。いや、ここまで下がっても過去のような政府が緊急会議なんてのはしないですし、「株は上がったら落ちる」なんてノー天気な話を言うし、新NISAなんていつ売るべきか困るような商品を推奨したから、被害は相当大きいんですよ。

そういう中で政策投資の終了だの言いながら増収を狙う動きなど考えているから、こういう事態になるのであって、金融政策は日銀に任せたら良いのに、政府がプッシュするから売り方の外資が助かるんですよね。外資の支持を得たい総理候補が外資のためにラッパ吹くから思うつぼであり、貴方のやったことはこうなるんですよ、という事なんかは全く理解していないでしょうね。

さてと、先ずは投げてから考える日です。