不確定要因(8/29朝の講義)
エヌビディアの数字は想定の範囲内。今後の見通しはコンセンサス以上ですが、既にそれ以上期待する記述もあったから、買われていた分、調整も仕方が無いのでしょう。だから、時間外では一時7%も安くなっています。つまり、この市場は非常に厄介なんでして、どこまで織り込んでいるかが分からないのです。
日経平均がPER16倍近くに買われていますが、レポートで何度も書くように「成長期待」が必要な数字で、普通はこの水準は跛行色が高くなります。そのときに新しい見方から来る成長、つまり生成AIやデータセンターなどを買うのか、内需で為替に関係の無いところの好決算、円高メリットが生まれる企業となります。
それが素直に来ないからおかしいところに、エヌビディアの流れで新技術型株が支障をきたすと、必然的にPERは下がるから、今日は押すかどうかという流れになるし、米国雇用統計の数字は季節調整から来る見方が変わるから、本当は悪くないのに、どういう数字になるのかが分かり難いのです。
まあ、そういう不可解な形になるという事は、少し押さえながらの投資になるし、個人投資家は盛り上がっていないから、今日の投資主体別動向を見て、中期投資の外資がどう動いているのかを確認することになります。少し発表が遅いと思うんですがね。
4783サンアスタリスク、9337トリドリ、7545西松屋チェーン