重い上値(9/25朝の講義)

円キャリーを嫌った8月の大きな下げで一巡した売りですが、昨日の動きを見たら、需給で先物を買いに来ても、まだまだ解消はされていない雰囲気がありました。ですから円はやはり安くはなりにくく、株価も重たい雰囲気があります。だから、厄介なんですよね。次の段階で上値に来たら、多分そうした売りがあると思うから、市場はなかなか一段上のギアが入らない雰囲気。

そういう流れは仕方が無いのだから諦めた人が多く、しぶとい売りに根負けしている雰囲気があります。個人の大口投資家は先物売りで困ったような感じですから、疲れてしまって少し休みたがっている気がします。まあ、それも相場でしょうが、NYダウやナスダックが高いからといって写真相場にならないのがきつい気がします。

そうした中で中国の行なった金利の下げは意味合いは強く、今はまだ悪いとしても相当な効果が先では望めると思うんです。日本のように弱い気持ちだとそれが活きない、「今」を大事にする感覚なんですよ。ですから根本的には静かにするというような流れになってしまい、今日も総裁選前で静かな雰囲気になります。

何か突破口があればと思いますが、なかなかそこまで市場は届かないですね。

3121マーチャント、4588オンコリス、6586マキタ

中国人民銀、広範な景気刺激策発表:Bloomberg2024年9月24日