10月18日:今日の市場の見方
非常に難しい地合い。恐らく昨日は外資系に何か売り需要があって、注文形態は「計らい」ではないかと思っています。本にも書いたのですが、計らいは平均でその日の高い位置で売れたら良く、朝からずっと売りが出ていました。そのしつこさは外資のディーラーなどにも伝わって、ことある毎に叩かれていました。
だから最後の大引けでは売った平均が引けよりも上になることが大事であって、引け成行の売りを大きくやったという事でしょう。その商いが終わると10秒も経たないで先物が150円反転していましたから、そのままの動きです。こういう恣意的な動きは二日目続いていて、もっと言うと、一週間似たようなことをやっています。月の20日の週だから今週で終わりますが、今度は月末の売り買いがあるから、来週に反転がきっちり来ないと、またもや月初の急落なんて事も可能性あります。
こうした事の繰り返しをしていたら良くなるはずは無く、市場関係者はそのパターン内でしか動かないし、そういうインサイドな売買ばかりします。個人は成長株を見つけるのをやめてしまい、今動く物は何かという中で、上がったら勝手に将来性を含んだ文章を探し、他人にインフルエンサーのごとく推奨したりします。
我々は投資顧問ではないから、自分の備忘録として参考的な物は書いても、銘柄推奨はしません。例えば、この「計らい」の売りはなんなんだろうかとか、時期を考えるとか、投資の仕方や意義を考えていきます。しかし、それがメディアやインターネットで歪められたり、誘導されるのが非常に嫌なんです。当局辺りはそこらが判らないですから。
今度11月にSNS詐欺についての無料セミナーを行いますが、記事の書き方や誘導の仕方は同じですから、これを少し普及していきたいですね。