銘柄記録12月1日:今週の市場の見方

12月1日:今週の市場の見方からの銘柄記録

3962 チェンジは先週から株価が動意づいています。不利な環境や納税関連の安定した収益に加え、地方自治体を中心にセキュリティ事業が伸び始めています。今年はこうしたシステム企業、特にセキュリティ関連が資金面で重かった印象ですが、その間に収益は着実に伸び、来期以降も期待できる状況です。円安メリットやAI関連への物色が続く中、これから注目を集めるかもしれません。

6055 ジャパンマテリアルはキオクシア関連銘柄で、北上工場近隣にガス供給拠点を持っています。キオクシアの復調により売上が繁忙となっており、今回のキオクシア上場が刺激材料になる可能性もあります。株価はTSMCの案件剥落で下落しましたが、コストが高く割に合わなかった仕事を見直す形になり、むしろプラスに働くのではないかと見ています。直近の下落は周辺銘柄に連れ安しただけという印象です。

4490 ビザスクはビジネス知見を持つアドバイザーと顧客を繋ぐ「スポットコンサル」を展開。米国同業大手を買収し、ノウハウを取り入れながらファンドの要望に応えています。現在、コンサルやファンドからの需要が非常に高く、製造業やIT分野からの案件も増加中。海外戦略が買収企業の影響で拡大しつつあり、買収費用を特損で計上しているため見えにくい部分もありますが、今期以降に大きな変化が期待できそうです。

2982 ADワークスは中古マンションを一棟買いし付加価値を付けて富裕層に売却。不動産小口化商品の販売も堅調で、首都圏から全国へ拡大する営業により、新たにハワイ開発の案件も生まれています。収益源が広がる一方、株価は横ばいで推移。PBR0.5倍台、PER6倍台という割安感があり、12月決算銘柄として配当狙いで注目されています。上昇局面では利食いも考えられる銘柄でしょう。