銘柄記録9月9日:今日の市場の見方
9/9備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
3541 農業総合研究所は野菜や果物の直販所事業が柱で、全国の生産者から農産物を集荷し、スーパーなどに直販コーナーを設けています。猛暑で野菜の収穫量は減ったものの、単価が上がった分でカバーでき、不満はあっても売れ行きは堅調です。また、多くのスーパーが「地元野菜」コーナーを作り始めていて、利用する顧客も増えてきました。野菜の買い方が少し変わってきていると感じますね。
4452 花王はトイレタリー首位で化粧品も大手。独自の物流・販社システムを持ち、安定感のある強さがあります。米国関税の影響はあるものの、衣料用洗剤などを値上げする際に、製品レベルの向上を伴わせて上手く浸透させ、営業利益は拡大。さらにアフリカにも早くから進出し、防虫剤を切り口にケニアで展開中です。今後も市場調査を踏まえ、アフリカ諸国で必要な製品を順次展開していくようです。
3762 テクマトリックスはニチメン系の情報処理会社でしたが、現在はインフラ構築や情報サービスへと事業を広げています。ITセキュリティの高度化が求められる中で、AI分野の進展も追い風。米パロアルトネットワークスがIDセキュリティ大手CyberArkの買収を合意したというニュースもあり、次世代を意識した需要が既に動いている印象です。同社もマレーシア企業を買収済みで、人材確保や研究資金の循環を意識した拡大が続いています。
8584 ジャックスはMUFG系の信販大手で、投資用マンションの信用保証などを手がけています。ローンは自社製品の利上げが響き、取扱高が減少傾向。カード会員の新規獲得も伸び悩み、住宅ローンも投資利回り低下で成長は鈍化しています。現状は厳しいですが、銀行と金融業の経営のあり方が過渡期にある中で、三菱UFJが海外事業のテコ入れに乗り出しています。金利上昇の動きもあり、PBR0.6倍台なら長期で見れば検討余地はある水準だと思います。