9月9日:今日の市場の見方

昨日、何度もLiveで話したように、いやぁ堅かったですよ。石破さんの相場なら後場から200円は押したと思うのですが、回転の効いた需給と、GS中心に押さえたコールが「もう一丁上」を予感させていました。それでも自分は売りから取ったんですがね。日本人は「買わない」というのではなく、買っても今の動きしか見ないから、どうしても近視眼的な発想で売買してしまうんです。

だから続かない部分があるし、買うときも「なんでこういう買い方するの?」という無茶苦茶な動きになることが多い。結果として、休む時間ができて、そのときに短期売買だけで急落のような下げになるんですよね。日本人は「終わった」「始まった」という分け方しかしない傾向があります。

今週の見方としては「俯瞰(ふかん)」がキーワードでしょう。石破さんの退陣で市場は動きましたが、大事なのは「どの産業が残るか」「どの産業が今買われているか」の仕分けです。エヌビディアがどうこうで半導体を買うのではなく、実際に儲かっている半導体を見極めること。例えばキオクシアなんて、ちょうど良い隙間に入っていますよね。データセンター関連も加熱している時は無視して、落ち着いてから行けば良いと思います。

「産業の中心は何か」という視点も大事。夏前半で「上下水道の注目」を言いましたが、ここまで上がると人的にも無理がある。つまり「そこまでは儲からない」という価格帯に入ってきていて、それでも仕手的な動きで皆を魅了しているだけだと思います。

とにかく、良い銘柄でも株価次第で評価は変わります。一日で一気に動くものが増えると、本当に評価は揺らぎます。特に最近はAIによる評価が多いので、理屈のない急落も珍しくないんですよ。だからこそ、自分の尺度で動くべき。今は「強いが売った分しか増やさない」「動いているものは買わない」というスタイルが大事だと思います。

しかし、空売りがまた増えてきましたね。日本人は勝ち負けの答えを求めすぎで、「分からない」という判断が軽視されがち。でも自分なんか、分からないからこそ慎重なんです。買うにしても今ではなく、長期的な目線しか持っていませんからね。