市場の岐路(5/14朝の講義)
13日の日経平均株価は前日比+529円の6万3272円で続伸し、終値で初めて6万3000円台を付けた。米国株式市場はまちまち。ダウ平均は67.36ドル安の49693.20ドル、ナスダックは314.14ポイント高の26402.34で取引を終了した。
今日、明日あたりが一つの市場の岐路になるとは思っています。ただ、中国と米国の会談も、実際には難しい部分が多いですし、リズム的には昨日あたりから市場の空気は少し変わっていますよね。米国としては、中国に大豆や割高な原油を買って欲しいわけで、結局のところ台湾問題には深く触れず、貿易問題中心で話をまとめようとしているように見えます。だから、結果としてはそこまで大きな話にはならない気もしています。ただ、もし習近平氏がイラン問題を動かしたいという意志を持っているなら、話は一気に面白くなるんでしょうが、それも表には出さないんでしょうね。結局は「大豆は買う」という話に落ち着くのかもしれません。
トランプ氏の支持者には、こうした交渉の流れで実際に利益を得る人も非常に多いですし、エネルギー関連などは海外向けにかなり高い価格で売れているわけですから、簡単にはホルムズ問題を落ち着かせたくないという思惑もある気がするんですよ。米国景気の強さを支えている部分には、こうした背景がかなり大きく関わっているように見えますよね。
だから、今日明日で市場が落胆するような流れになれば、一度調整が入っても不思議ではないと思っています。一昨日の古河電工、昨日のキオクシアだけで市場全体が成り立つような商売ではないと思うんですよね。もちろん、ディーリング主体や大手のごり押し的な売買だから強さが出るのは分かるんですが、その一方で周辺株はかなりドン引きしている感じがありますからね。
8306三菱フィナンシャル、9672東京都競馬、8604野村證券
