5月13日:今日の市場の見方
毎回思うんですが、決算相場って本当に難しいですよね。株価の反応が非常に読みにくくて、すでに良い企業なのに売られていた銘柄は、普通なら素直に上がるはずなんですが、実際には動かなかったりする。一方で、数字が悪くても将来性があると見られれば、その売りが逆に買いへ変わってしまう。新聞社時代に記者の方が「決算ものは書かない」と言っていましたが、確かにこの時期は本当に扱いが難しくなります。だから結局、今の時期は銘柄数も限られてきて、インサイドっぽい動きの銘柄か、仕手色の強いものへ資金が向かいやすくなるんですよね。
いや、昨日の電線株なんて、自分は「そろそろ出尽くしかな」と思って見ていたんですが、今度は横へ横へと物色が広がっていく。政策関連株も、まだ政策自体は本格的に動いていないから、数字だけ見れば低い水準なんで、「下がったら買おう」という感覚になるんですが、その反応があまりにナーバスで、結局買えなかったりするんですよ。しかも、そこへ外資が貸株で売ってくるから、本当にやりにくい。ただ、電線株のように横へ広がるポジションもあるから、結局は「今、実際に儲かっている企業」という視点が中心になっているんでしょうね。
ここに来て、良い銘柄自体はかなり多いです。ただ、今期数字に関しては見方がかなり分かれていますよね。価格転嫁できる企業はまだ良いんですが、物不足に直面しているところは本当に苦しそうです。一戸建てなんて、「風呂が入らない」とかいう話も出ていますし、マンションの引き渡し遅延の記事もありました。それでも関連企業は強気の数字を出してくるので、逆に自分なんかは「そこは一度売っておこうか」と考えてしまうんですよね。ところが、そういう時に限って、皆が売っているから需給が改善して、逆に下がらなかったりする。なんだか、自分の効率の悪さばかり目立ってしまいます。
だから、今期数字は本当に各社しっかり見ておかないといけないと思っています。株価の反応が必ずしも正しいとは思えないんですよね。第一四半期で減額修正が出てきそうな雰囲気もありますし、そう考えると、昨日10時過ぎから急に大きな売りが出てきたように、外資は“セル・イン・メイ”をかなり意識して動いている気もします。普通に考えれば中間決算絡みの売りなんでしょうが、「売って上がっても構わない」というくらいの割り切りで、ある程度決め打ちした売りを出している感じがあります。
イラン問題が片付いた時に、それが「出尽くし」にならなければ良いんですがね。
