銘柄記録11月9日:今週の市場の見方
11/9備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6701NECは産業用電気機器の大手。企業や官公庁向けにシステム構築やコンサルティングなどを提供しています。2025年4〜9月期の営業利益は前年比+96.6%の1,274億円と好調で、通期も上方修正しています。売上収益の約25.7%を占める社会インフラ事業(第2四半期累計)では、政府機関向けのICTソリューションを提供するほか、海洋分野では海底ケーブルシステムの設計・開発から敷設工事まで、一貫したサービス提供に強みがあります。
6971京セラは大幅な情報修正を行いましたが、株価は反応せず下落。コンデンサーなどの電子部品大手で、今年前半までは村田製作所同様に回復基調にありましたが、AI関連への資金シフトで売られたタイプです。世界的に電子部品の在庫だぶつきが一巡しつつあり、AIの普及に伴う買い替え需要もあって収益は大幅に回復しています。市場の雰囲気が変わるなら、こうした好業績株は改めて注目しておきたいところです。
3891ニッポン高度紙工業は、電気絶縁用セパレーター専業の大手。アルミ電解コンデンサー向けセパレーターが生成AIの発展を背景に好調で、不振と言われていた中国でも大幅に回復しています。今期決算は回復基調と言われていましたが、前半は在庫調整の影響もあり、現状では5%増益の中間決算。進捗も良好で企業見通しペースを維持しています。このまま後半で業績が変化すれば、もう一段の株価上昇もありそうです。
6368オルガノは10月31日に好決算を発表。岩井コスモ証券がレーティングを引き上げたように、内容は相当良かった印象です。株価は一時的に調整していますが、同社は電力・半導体向けの純水製造装置を手がけており、電子部品や半導体関連が好調に推移すれば大きな恩恵を受ける企業です。また、非常に保守的な業績予想を出す傾向があり、半導体洗浄は純水以外では行えないため、半導体の売上に比例して収益も伸びやすい体質です。
