需給とモチベーション(11/26朝の講義)

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「25日の日経平均は+33円の4万8659円となり反発。米国株式市場は続伸。ダウ平均664.18ドル高の47112.45ドル、ナスダックは153.58ポイント高の23025.59で取引を終了した。」

昨日の市場にはがっかりしましたが、需給から見れば仕方が無いという部分もあります。というのも、期末商いで運用系の決算も多く、売りが出るのはどうしても避けられないんですよね。問題は、底のところで“買う姿勢”がほぼ皆無だったことと、買いに行ってもデイトレ主体の動きだから、売りが売りを呼ぶ流れになってしまうこと。根本的に、個人投資家のモチベーションが良くないと上がらないというイメージは、最初からあったんです。

だからこそ、スタートで週末に頑張っていた株式が素直に上がってくれれば良かったのですが、建設や化学がいまいちですし、トヨタ辺りまで下がっていたんですよね。これが“新しいAI”というテーマで、エヌビディア関連が下がってきてからの下落なら、まだモチベーションは保てたと思うんです。そこが逆から入ったので想像と違ってしまい、落胆が広がって、結果的に悲しい流れになってしまったという感じです。

まあ、そういう市場なので、ここは“金融相場の決算月”として割り切り、需給中心の上げ下げの揉み合いと見ておくのが正しいのだと思います。今日は少しくらい踏ん張ってくれるとは思いますが、海外が上がるタイミングで日本株が上げられないとなると、「明日から需給が良くなる」と言われても、しこりが増えて上がらないという展開も考えられるんですよね。

なんというか、自分自身のモチベーションが一番下がっている感じがします。

2395新日本科学、8058三菱商事、2492インフォマート