11/28備忘録：銘柄まとめ（推奨ではありません）

3422 J-MAX
自動車用プレス部品の会社で、中国やタイを拠点としています。7割がホンダ向けということもあり、拡大が難しく割安に放置されてきた印象です。ただ、トヨタの新型「bZ3X」の車体部品を受注したという話があり、こうした動きは改めて同社を見るきっかけになりそうです。業績も少しずつ見直されてきています。動き始めてはいますが、PERは6.5倍、PBRも0.32倍と低水準ですし、来期以降への期待は持てるのではないかと思います。

7908 きもと
スマホ・デジタル家電向けのタッチパネル用ハードコートフィルムの最大手です。米国の関税問題で出荷が落ち込んだという説明もありますが、先日話したように意外と健闘していて、結果的には増益です。複数画像から3Dシーンを再構成する技術を活用したサービスも開始するなど材料も多く、PBR0.6倍という水準はやや評価が低いようにも感じます。

4883 モダリス
遺伝子治療薬の創薬ベンチャーで、DNAを切断しないエピゲノム編集に強い企業です。先天性筋ジストロフィー治療薬など研究材料は豊富ですが、治験入りを含めて資金需要が高く、業績も決して良いとは言えず、増資リスクなどで株価が動きにくいところがあります。ただ、市場ではバイオ株が注目されている流れもあり、材料が多い分、ひとたび動くと比較的大きな値幅になるケースが見られます。昨日も少し動意していましたね。

6997 日本ケミコン
アルミ電解コンデンサーで世界首位の企業ですが、車載・産業用の在庫がだぶついていたことから収益は不調が続いていました。ただ、会社予想より早いペースで回復してきていますし、関税も決まって動きがスムーズになっています。カルテル訴訟による特損も落ち着いてきて、いよいよ操業ペースを上げていく段階に入ってきた印象です。ここからの押し目は、備忘録として見ておきたいところです。