銘柄記録12月10日:今日の市場の見方
12/10備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
2502 アサヒグループ
システム障害でビールなどの出荷が手作業になっており、そのダメージは大きい状況です。ただ、これは何年も尾を引く類いの問題ではなさそうで、今期をどう見るかが焦点だと思っています。過去の例では、こうしたトラブルは1ヶ月前後で落ち着けば、悪材料が出尽くしとなるケースも見られました。反転時期の見極めは必要ですが、数年スパンで見た場合の回復力はあるタイプではないでしょうか。
241A ROXX
長く続いた換金売りがようやく止まってきた印象で、流動性も改善してきました。機関投資家がルール変更で保有しにくかったことから需給が重くなっていましたが、同社の人材派遣は低額帯の飲食などで賃金上昇の追い風があり、収入面が持ち直しています。今期の数字が控えめに見える部分は、知名度向上のための広告費が影響しているようで、ここが落ち着けば評価も見直されやすいと感じています。
2802 味の素
調味料の最大手で海外展開も進んでいますが、自分としては医薬用や半導体向けアミノ酸の分野が気になっています。研究開発も相当に進めていますし、AI関連での需要も伸びています。今期決算が良くなかったという見方から売られていますが、その反動で値上げも進みやすい環境です。必需品の食品は価格転嫁のタイミングが遅れがちなので、その点をどこで織り込むかというところでしょうね。
4293 セプテーニ
電通傘下のネット広告代理店。ネット広告価格が全体に上がり、加えて不正広告問題もあって業界全体が選別される中、同社は“必要な人材向け”という重点分野に絞り込むことで収益性を高めています。電通との協業案件も積み上がってきていますし、事業の集約で利益率が改善している点も注目材料。株価は物色外になりやすい位置にありますが、中期的に持つには悪くない水準だと感じています。
