もう一丁が重い(12/17お昼の講義)
日経平均は非常に辛抱強く来ているのですが、個別株の方が不安定な売りに押されて、どうも伸び切れなかったという感じですね。だから準主役クラスが伸びず、用心の利食いばかりが目立っているように見えます。良いように考えれば、個人投資家には余力が少し戻ってきたとも言えますし、噛み合えば短時間で上に行ける余地はあると思っています。
ただ、ここ最近は後場が本当に頼りない。あの頼りなさがそのまま日経平均に出てしまうと、「逃げておいて正解だった」という空気になりやすいんですよね。そしてその理由付けが、結局は週末の日銀会合に上書きされて、メディアが一気に構成をかけてくる。正直、GPIFがいまだに資産調整をやっていることを考えると、何をそんなに慌てているのかと思ってしまいます。
それにしても先物の板が薄くて驚きます。一つは外資が休みに入り始めたこともあるでしょうし、国内勢も気持ちを少し変え始めている印象です。ここまで来れば、材料自体はかなり織り込んでいるはずで、普通なら決まるか、じわっと上がる場面なんですよね。それでも薄商いの中でAIアルゴが勝手に動く可能性は常に頭に入れておかないといけません。
今日は前場は日経平均で何とか形になっていますが、後場は個別株がしぶとく上がってくれないと、どうにも都合が悪いんですよね。
まあ、完全に私の都合なんですが。
5803フジクラ、8226理経、4548生化学
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