銘柄記録12月19日:今日の市場の見方
12/19備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
4548 生化学工業
複合糖質で独自性のある企業。先日から取り上げていますが、この難しい市場環境の中でも比較的安定した値動きをしています。薬価引き下げの影響から来期数字が読みづらく、普通なら手を出しにくい銘柄ではあります。ただ、会社計画には織り込まれていないものの、米国でヘルニア薬の申請を進めており、指摘事項が出ているという点は、見方によっては前向きにも取れます。3月までに再申請予定とされており、この局面での下値の堅さは一応意識しておきたいところです。
3443 川田テクノロジーズ
鉄骨・鋼橋、PC土木、システム建設を手掛ける総合最大手の一角。橋梁や建設というイメージに比べ、ロボットなど最先端技術への取り組みも意外と進んでいる企業です。危険作業が多い業種だけに、自動化やAI活用の進展は中長期ではプラスに働く余地がありそうです。工事遅延などで収益面は厳しさが残るものの、PERは10倍を下回り、PBRも0.8倍台と、数字面では過度な評価にはなっていない印象です。
3837 アドソル日進
これまでも何度か触れてきた企業なので詳細は省きますが、年末の下落局面があれば意識しておきたい銘柄の一つ。IR講演でもお馴染みで、予定通りの増配を発表するなど、着実さは感じられます。短期で売買するタイプではなく、エネルギー問題や社会インフラを含めた中期視点で、週末要因や日銀絡みで揺さぶられる場面があれば、備忘的に見ておきたい存在です。
7280 ミツバ
自動車用ワイパーモーターが主力で、ホンダ向けが約5割を占める企業。欧州事業の低迷が続いていましたが、欧州でガソリン車販売が継続される流れや、関税影響が当初想定より限定的との見方から、見直し余地が意識され始めています。価格転嫁の進展で減益幅も徐々に縮小しており、インドでの二輪車関連も堅調です。PER4倍台、PBR0.4倍台という水準は、過度に悲観され過ぎている可能性もありそうです。
