最悪かぁ?(12/22お昼の講義)
「22日前引けの日経平均株価は続伸。前週末比973.55円高の5万480.76円で前場の取引を終了した。」
高いのは高いんですが、なんというか「こうなったら一番イヤだな」という上げ方ですよね。年末で資金が少ないとか、参加者が限られているとか、そういう理由から人気が一気に集中しているんでしょうが、正直、あまり売りたくなる上げでもないです。例えばサンリオを見ていると、一回深押ししてから「変わらず」付近まで戻ったあたりで、下の出来高が妙に重くなって、上に行けないまま失速しているんですよね。これを見ると、今の上げは安心してついていける感じじゃないなと思ってしまいます。
後場になったら需給が変わる、という言い方は出来ますけど、自分としては電力の一角や仕手系っぽい材料株が息切れして、止まった瞬間に売られる展開で、日経平均だけが970円も上がっている、というのは正直「いらんわ!」という感覚です。循環があまりにも悪く見えてしまうんですよね。
電力株なんかも、金利が上がったから不利だとか、個別に悪材料はあるんでしょうが、それを理由にずっと売られてきたわけで、最近は「コストは価格に転嫁する」という感覚もだいぶ浸透してきました。そう考えると、本質的にはそこまで悪くない時期だと思うんです。それなのに、薬品まで一緒に売られているのを見ると、なんとも言えない気持ち悪さを感じてしまいますよね。
後場から雰囲気が変わってくれたらいいんですが。
8226理経、4063信越化学、3443川田テクノロジー
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