銘柄記録12月23日:今日の市場の見方

12/23備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

6506 安川電機
昨日は急伸しましたが、高市政権がAI分野でも日本らしい「フィジカル」に軸足を置く姿勢を示している流れを考えると、ある意味では素直な反応だったとも言えそうです。先日から書いている通り、同社はサーボモーターやインバーターといった制御分野で世界的な存在感があり、産業用ロボットもフィジカルAIに直結する領域です。その点を市場が再評価したという見方もできます。年末はテーマが集中しやすい時期ですから、その一環として見ておくのが無難でしょう。


1926 ライト工業
東北発祥で、地盤改良分野ではよく名前が挙がる企業です。技術力と財務の安定感は昔から評価されていますし、PER水準も現状ではやや控えめに見えます。震災や自然災害の多い環境下で、鉄道やエネルギー関連の引き合いが継続している点も特徴です。もともとICTや解析技術を使った施工にも取り組んでいますから、AI活用の進展は追い風になり得ると思います。来年を意識した視点で、頭の片隅に置いておく程度で良さそうです。


7280 ミツバ
先日も触れましたが、株価の動きは比較的順当という印象です。ホンダ向けが約5割を占めるワイパーモーターが主力で、かつては日産系と見られることもありました。欧州での自動車市場低迷が重荷でしたが、ガソリン車規制の流れが緩和されたことで、来期以降は見方が変わる可能性もあります。価格転嫁を進めた結果、決算ごとに減益幅が縮小している点は確認しておきたいところです。


7094 NexTone
音楽コンテンツの著作権管理を手掛け、傘下に音楽配信の「レコチョク」を持つ企業です。デジタル配信市場は堅調で、人件費やシステム投資の負担から利益成長は緩やかですが、ビジネスモデル自体の収益性は高いと感じています。レコチョクの改善が進めば、来期以降の伸び方は変わってくるかもしれません。コスト面が強調されがちですが、必要資金の性質を考えると、その点も冷静に見ておきたいところですね。