「23日前引けの日経平均株価は3日続伸。前日比39.73円高の5万442.12円で前場の取引を終了しました。」

今日の市場は、正直なところ安心して見ていられる動きでしたよね。突発的な売りが出なかったのが大きくて、いつもなら材料が出た瞬間に売られる株式や、昨日かなり売り込まれていた銘柄が、今日は意外と落ち着いていました。
そう考えると、昨日が年内の“最後の動き”だったのか、それとも今日が錯覚を狙った一日なのか、少し迷うところではあります。ただ、少なくとも「いつもの売り」が出なければ、バリューが拾われていく、という形は確認できた気がします。不当に安いものを、少し長めの目線で見てもいいのかな、という感覚が出てきましたよね。

一方で、昨日急に動いたものほど、今日は失速しているケースが目立ちました。昨日の買いは、やや性急に結果を求め過ぎた面もあったのかもしれません。逆に言えば、そうした流れで売られても、中身の良い企業は狙いやすくなるわけで、リレーのような循環が生まれてくれたら、相場としては悪くない形だと思います。
年後半は異常な上げと異常な下げが多かっただけに、ここで是正が進めば、「5万円」という水準に見合った売買になってくる期待もありますよね。

為替や国債の動きを見ても、メディアはいろいろ言っていますが、結局は株と同じような変化が起きているだけ、という印象です。動き自体は確実に変わってきていると思います。結局は需給なんでしょうが、それが一巡してくれば、もう少し常識的な値動きに戻ってくる可能性もある。
外資が休みに入っている分、明日につながりやすい相場でもありますし、そこは少し楽しみにして見ていきたいですね。

476A辻・本郷ITコンサルティング、6298技研工業、6758ソニー

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