正常相場(12/24朝の講義)

「23日の日経平均は+10円の5万0412円となり3日続伸。米国株式市場は続伸。ダウ平均は79.73ドル高の48,442.41ドル、ナスダックは133.01ポイント高の23,561.84で取引を終了しました。」

なんだかやけに堅い市場になってきましたが、これが本来の相場なんだと思うんですよね。売りようがないところまで売られた銘柄が多くて、ここ最近上がってきたとは言っても、長い下落のあとに陽線が一本、二本立った程度です。それでも年末だからなのか、上がれば売りが出る。市場全体が「売りたい強気」みたいな仕様になっています。

正直、なんでそこまで売りたいのかはよく分からないんですが、売ったあとにまた上がるのも事実で、特に自分が見ている信越化学や島津製作所みたいな、いわゆる普通の株が底堅い動きをしています。ただ、こういう銘柄って下がり始めるときは、「これでもか」というぐらい売られましたよね。あの記憶が残っているから、ちょっと急騰すると怖くなってしまうのが本音だと思います。

それでも、これが相場だと言われればそうなんでしょうし、それだけ地合いが強くなってきたと考えることもできます。ただ、メディアを通じて刷り込まれた弱気が、まだ頭から抜けきらないんですよね。経済は強いと言われても、株式はPERが下がるとか、企業業績は良くなるけど株価は上がらないとか、そういう論調が常に後ろにあります。

結局のところ、今の市場は感情を入れすぎると難しくて、ある程度は割り切った、機械的な売買に徹しないと付き合いにくい相場なのかもしれませんね。

476A辻・本郷IT、6298技研工業、9501東京電力

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