銘柄記録12月25日:今日の市場の見方

12/25備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

2395 新日本科学
非臨床試験受託の大手。米国新薬の一時金が12月に出るとの期待から個人投資家の買いが先行していましたが、現時点では発表がなく、その反動で投げが出ている印象です。ただ、本来の評価ポイントは一時的な収益よりも、27年3月に向けた新薬の進捗や会計処理変更を含めた収益体質の改善だと見ています。目先の材料が出ないことでの下落は、時間をかけて考える余地のある場面かもしれません。


6378 木村化工機
化学機械装置の保守・エンジニアリングを手掛け、特に蒸発装置に強みを持つ企業。核燃料輸送や濃縮関連機器などから原発関連として物色されることが多く、再稼働の流れを受けて動き始めています。ただ、評価はそれだけに留まらず、エネルギー不足という構造問題や、省エネ・環境対応型の上流設備としての位置づけが、今後どう見直されていくかがポイントになりそうです。


3443 川田テクノロジーズ
鉄骨、鋼橋、PC土木、システム建設を手掛ける総合最大手。建設会社という枠に収まらない最先端技術を持つ企業で、危険作業の多い分野からロボット技術の導入が進んできました。そこにAI活用が加わる流れも検討されているようで、フィジカルAIという観点ではゼネコンより一歩先を行く印象もあります。PERなどの指標を見ても、評価はまだ低い水準にあるように感じます。


6470 大豊工業
トヨタ系の中堅部品メーカー。先日から取り上げていますが、高値圏では足元やや調整気味の動きです。欧州向け自動車市場の低迷はありますが、ガソリン車撤廃が見送られたことで見通しは多少変わってきました。価格転嫁も比較的うまく進んでおり、米国関税の影響も想定ほど大きくはなさそうです。国内ではトヨタの増産も控えており、数字は悲観され過ぎている可能性もあります。PBR0.3倍台、20円配当という点から、押し目を意識しながら少し長い目で見ていく考え方もありそうです。