銘柄記録12月26日:今日の市場の見方
12/26備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6730 アクセル
画像処理向けのグラフィックスLSIメーカーで、主力は遊技機向けです。コロナ明けに進んだ新機種入れ替えが一巡し、前期は売上が落ちましたが、今期は数量よりも採算重視に切り替えたことで、収益面は持ち直してきています。来期以降は研究開発費が増える見通しですが、機種切り替えのタイミングに入りつつあり、LSIやメモリ数量も回復基調です。遊技機は意外とAIなど新技術の導入が早い分野でもあり、その点は引き続き見ておきたいところです。
6788 日本トリム
電解水素水整水器の会社で、職域販売が安定しています。以前のような廉売型とは違い、最近は衛生意識の高まりや温水対応などの利便性から、職場での導入は比較的落ち着いた需要になってきています。海外では東南アジア、とくにインドネシアを中心に水問題を背景とした展開が進み始めています。上場子会社にステムリムを持つなど、材料面も複数あり、長い目で整理して見ておく対象だと思います。
2980 SREホールディングス
ヘルスケアや不動産事業を展開していますが、実は取引データを活用したAIアルゴリズム開発が大きな柱になっています。AIクラウドはヘルスケア分野で顧客基盤が拡大しており、採算性も高い状況です。需要が強いため価格改定後も利用は大きく減っていません。不動産事業はまだ重さが残りますが、来期以降は研究費負担の一巡や市況改善があれば、全体像が変わってくる可能性もありそうです。
6890 フェローテックホールディングス
半導体ウェハや半導体製造装置向け部品を手掛け、真空シールでは世界シェアを持つ会社です。3000円台の頃によく話題にしていましたが、米系顧客が関税を巡って判断を慎重にした影響で一時失速しました。ただ、関税面が落ち着いてくるにつれ、米系顧客の巻き返しも見られ、足元では増益基調が続いています。株価は戻ってきていますが、もともとPER・PBRは低めで、来年に向けて評価の見直し余地があるかどうか、という視点で見ています。
