1月25日:今週の市場の見方
今週の見方
週末引け後から為替がやや波乱含みとなり、当初は落ち着いた想定だった今後の見通しも、会議が延長されるほど再検討ムードになりました。直前の物色動向や、個別株のやや雑な投げ売りを見て「分岐点に来ている可能性」を感じ、換金を進めていたことで、ある程度の対応はできた形です。相場全体の見方が一方向に傾いたときほど、その反動が出やすいという側面は、今回も意識させられました。
半導体やAI関連の流れ自体に大きな異論はないものの、直近まで信頼されていた“政策関連銘柄”が崩れる場面が見られたことは、短期資金の色合いが強まっている可能性を示しているようにも映ります。テーマそのものより、資金の回転スピードが相場を主導している印象です。
市場の現状と課題
例年、2月から3月は安定的に上昇が続きにくい時期とされ、需給要因が前面に出やすい傾向があります。月末に向けたリバランスや、株価水準上昇に伴う金融機関などのポジション調整が出やすい点も意識されやすいところでしょう。
足元では債券安が話題になっていますが、実務的には一方向の単純な売りというより、ポートフォリオ全体の調整の一環として断続的に売買が出ている可能性も考えられます。その動きがやや誇張され、短期的な値動きを拡大させている面もありそうです。
また、株価下落時には後付けの理由が語られやすく、実際の底入れ判断を難しくすることも少なくありません。もっとも、半導体分野ではTSMCなどの数字が比較的堅調と受け止められていることから、関連企業の決算内容次第では押し目を探る動きが出る可能性も残っています。
今後の展望
為替面では日米協調の思惑が取り沙汰され、日銀の政策運営にも微妙な影響が及ぶ可能性があります。金利や為替の変動が大きくなる局面では、外需よりも内需、あるいは資源・素材関連などへの見直しが入る展開も想定の一つになりそうです。
3月に向けては、やや保守的なスタンスを取りつつ、決算や経済指標の反応を見ながら機動的に対応する形が合っているようにも思えます。テーマ先行というより、個別材料の裏付けを確認しながらの選別色が強まる可能性があります。
最後に
前半は相場の変化に振り回されがちでしたが、後半は状況整理が進み、やや参謀役的に冷静な判断ができた印象です。
相場は常に一方向ではなく、見方が揃ったところで揺さぶりが入ることも多いもの。今週は特に、焦らず一歩引いて全体の流れを確かめる姿勢が大切になりそうです。
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