重い上値(1/28お昼の講義)
28日前引けの日経平均株価は反落。前日比303.57円安の5万3029.97円で前場の取引を終了した。
為替が円高方向なら、本来はもう少し内需株や円高メリット銘柄が動いても良さそうに思えるのですが、実際にはなかなか反応が広がってきません。そう考えると、朝方の売りが出やすい水準を見ても、どこかで換金売りが出ている可能性はありそうです。もちろん違うかもしれませんが、この時期はポジション整理や銀行・損保などの持ち高調整が入りやすいタイミングでもあり、そうした需給要因が影響しているという見方もできるのではないでしょうか。債券安・株高の流れが続いてきただけに、運用比率の調整が出ても不思議ではない局面に見えます。
一方で市場の視線は、引き続き「動いている銘柄」に集中している印象です。古河電工やキオクシアなどが強い動きを見せ、今日はダイヤモンド関連などにも物色が向かっていますが、日経225全体で見れば値上がり銘柄は限られている印象です。売買代金が膨らんだ銘柄でも回転が効かなくなると下値に向かいやすく、資金の滞留が目立つ場面もあります。材料の出た銘柄が短期的に物色される場面はあっても、広がりという点ではやや物足りなさが残ります。
本質的には物色対象を変えたいというエネルギーはありそうですが、他に明確な受け皿が見当たらないため、結局は指数寄与度の高い中心銘柄に触る流れに戻ってしまう、そんな印象もあります。全体としては上値の重さが意識されやすく、加えて選挙情勢が不透明との見方も重なり、積極的に上を買いに行きにくい地合いになっているように思われます。とはいえ、いざ開票が始まれば瞬時に情勢が語られるわけですから、市場の織り込みもどこまで本気なのか分からない部分はありますね。
こういう局面では、仕手色のある低位株に資金が向かうような流れが出てくる可能性も、頭の片隅に置いておきたいところです。
6814古野電気、5817JMACS、261A日水コン
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