問題は(2/9朝の講義)
選挙は想定通りの自民圧勝でした。当初は暴露合戦の様相を呈していた選挙も、途中からは保守のやる気や変化が見える流れとなり、自民有利が鮮明になると、メディアもどこか褒め殺しのような展開になっていました。それでも結果は圧勝。というより、国民やみらいが一定の存在感を示した一方で、立憲民主が完全に壊れてしまった、という印象の方が強いかもしれません。幹部が次々と潰れていったわけですからね。ただ、それと相場が本当に一致しているのかどうか、その答え合わせが今週だと思っています。
先物の価格通りに、約5兆3000億円ある信用買い残がきちんと回転できるなら、市場は新しい展開に入る可能性が高いでしょう。ただ、選挙前にすでに上がっていた事実を「選挙期待」と捉えるなら、「出尽くし」と見る人が多いのも自然です。これが「日米関係の緊密化」や「好決算の続出」といったテーマであれば話は別ですが、そうした材料が揃ったとしても、ここまで一気に上がるとは考えにくい。現状では、とにかく信用買い残が莫大で、その回転がなければ始まらない、という認識です。
一方で、「一部だけが上がってきた市場なのだから、すべての信用買い残を計算に入れる必要はない」という見方もあります。日経平均が上がっている以上、信用残の水準が高いのは当たり前だ、という意見もありますよね。ただ、今日はその先物価格が、立会い中には無かった水準に来ています。では、そこを誰が買うのか。自分はそこを一番見ていきたいと思っています。問題はまさにそこにある。だから、一度は伸び悩む、そういう見方も成り立つのではないでしょうか。
土曜の日経夕刊に「金融商品、丁半博打化した」という記事がありましたが、まさにその通りだと思います。株式も仮想通貨と同じような扱いになりつつあって、正直「SECは何をやっているんだ」という気分になります。我々の売買は厳しく規制される一方で、今の商いの形態は放置されたまま。このままでは、昔のチューリップ相場と変わらなくなってしまいます。NYも日本も、指数ほど個別株に過熱感がないから、さらに一段上を期待する空気になるのでしょうが、今回も結局はごく一部、数億規模の回転だけで終わるようなら、かなり厳しい話になると思っています。
大勝だったからこそ、問題はここから始まるんですよね。
8136サンリオ、5817JMACS、4425KUDAN
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