2月12日:今日の市場の見方
NYも決算やアナリスト評価に素直に反応する、いわば“個別主導”の動きになっていますし、日本株も古河電工や半導体関連の決算反応を見れば同じ構図ですよね。
この市場は、過熱する個別がとことん過熱する。その分、危険性も高い。しかし空売りも多く入るからオーバーアクションになりやすい。買いにくいけれど、そこしか上がらない――そんな厄介な傾向です。
ただ、火曜日あたりから少し変化が出ています。前場と後場で物色が変わるのはいつものことですが、個別株が反応し始め、売り圧力が切れ、反転する銘柄が増えてきた印象があります。
日経平均がここまで上がると指数を追えなくなり、資金は周辺に向かいやすい。朝はスピードのある銘柄へ、後場は空売りが入りにくい銘柄や、前日上がって前場に下げた銘柄が復活する。徐々にではありますが、反転の芽は出始めています。
SQ以降が一つの鍵ですが、焦点は「個別が続くかどうか」、そして「信用買い残の多い銘柄がもう一段上を取れるかどうか」でしょう。
5721エスサイエンスと9501東電の動きも見ています。本来は比較対象にならない2社ですが、どちらも伸びかけて失速する流れ。前者が動けば材料株へ、後者が動けばTOPIX型へ、という目安として見ています。市場開始前に大きく下げたポストで、傾向を見る材料にしています。
火曜決算では2607不二製油が大幅黒字。カカオ不足による代替商品が好調とのこと。株価水準は高いが、レシオや進捗率を見ると割安感もある。こうした企業が素直に買われれば物色拡大、出尽くしなら市場の限界。特に「寄り後の反応」は重要だと思っています。
日経平均は外資の動き次第としても、半導体やデータセンターだけの循環ではない、ということが大事です。不動産や銀行も強く、インフレ型の市場に見えなくもない。これが本物なら横に広がるはずですが、まだ安定感に欠けます。その間は資金はセンターラインに集中するでしょう。
それにしても、21500円の古河電工というのは……正直、ドン引きですよね。
