銘柄記録4月6日:今週の市場の見方
4/4備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
7532 パンパフィック・インターナショナルは「ドン・キホーテ」を展開している企業で、北米やアジアなど海外展開にも積極的です。2024年6月期まで35期連続で増収・営業増益を達成しており、円高に強い企業でもあります。不景気にも強く、北米などでの展開が有利に働く可能性があるでしょう。東南アジアで生産した商品が北米に関税がかかる場合でも、同社の得意な底値買いが上手く行くと考えられます。国内でもインバウンドの需要は継続しており、強みを発揮しています。
8058 三菱商事は大規模な自社株買いを発表したものの、日銀の植田総裁の発言を受けて「今年2回の利上げは必須」と思われていたものの、金融市場の乱れにより金利の上昇が難しくなり大幅に下落しました。しかし、経済の動向によっては資金力が有利に働くこともあり、貸し手が有利になることが予想されます。自社株買いも行っているため、大きく下がった場面では投資家が見向きもしなくなる可能性があり、その時には逆に面白い展開が待っているかもしれません。
9684 スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」をはじめとする人気ゲームを手掛ける同社は、この市場でも上昇トレンドを崩していません。任天堂関連で、ゲームは関税の影響を受けにくいことも周知の事実です。このような局面で下がらない株式は、平常時に戻った際に一気に集中化することが多く、リバウンドを狙って投資をするよりも、安定した銘柄として取り組んでいく方が有利だと考えられます。
4307 野村総研所は以前からソリューション関連として注目されている企業で、今回の地合いでも株価は下がりませんでした。むしろ、週末には朝高となり、関税に強いタイプであるため、市場が通常に戻れば再び動き出すと考えられます。このように収益の見えやすい企業に投資するべきであり、特に今後の必要性が高い企業に焦点を当てることが有益です。製造業のように決算が読みにくい銘柄よりも、収益が読みやすい銘柄を選ぶべき時期と言えるでしょう。