昨日のYouTubeと見識(8/22朝の講義)

【見逃し配信】史上最高値を更新!背景と今後の展開

「21日の日経平均は-279円の4万2610円となり、3日続落。米国株式市場は下落。ダウ平均は152.81ドル安の44785.50ドル、ナスダックは72.55ポイント安の21100.31で取引を終了した。」

今日あたりになると、TVでも露骨にジャクソンホールでのパウエル氏の発言内容を予測する意見が強くなっています。昨日も書いたように、現状の米国経済で金利を下げてしまうと物価に対して今後の責任が持てないんですよね。まあ、0.25下げただけでも「政府圧力に屈した」というイメージになると思います。それでもこの人は弱いから、というのが自分の見方ですが、0.5なんてやったら目先の株価は良くても、その先の経済は企業収益が厳しくなると思うんですよ。

TVで「なるほど」と思ったのは、基本的な考え方として、世界の中央銀行の権威がなくなってきていて、政府圧力に屈しやすいという話でした。日本でも河野首相候補なんか平気でそういうことを話していますよね。アベノミクスに対抗するような部分もあるし、あの方の知識不足というのも感じますが、現状の経済では米国のように「時給3000円」の国と「時給1000円」の国では、消費力が全く違うということなんです。

このことは昨日のYouTube(アーカイブ視聴はこちら)で鈴木さんも触れていましたが、多くの識者は自分と似た意見でした。だからこそ「下がっているけれど、株式は言うほど下がらないかもしれない」という考え方も出てくるわけです。

単純に「ジャクソンホールが怖い」というだけではなく、二重三重の思惑が今の市場にはあると感じますね。

165A SBIレオス、4114日本触媒、2181パーソル