8月22日:今日の市場の見方
昨日のYouTube(アーカイブ視聴はこちら)は内容が濃かったんですよ。声が出ないのについつい喋ってしまうくらいで、いや、本当に勉強になりました。鈴木一之さんの分類の仕方って正当性もあるし、丁寧ですし、ちゃんと言葉と文章でまとめられるから、自分の振り返りにもなります。視聴者の方にとっても、あれは大きな勉強になると思います。
自分の場合はどうしても感覚で話すことが多いのですが、あの几帳面さを見ると「やっぱり具体的に言わないと駄目だな」と気づかされます。結局、フィーリングを掴むためにも勉強しかないんですよね。努力なくして感性は育たない。だから自分は市場が行き詰まったときほど企業調査をやります。どこが割安か、割安で上がっているものはないか、高い銘柄はなぜ動くのか、類似で似たものはないか――そういう感覚を磨くために、やることがないときこそ時間を使います。
結局、2人は似ているなとも思うんですが、彼はアナリストだから注目度の高い銘柄を深掘りして、ブラックロックが日本株を買い始めたらその類似株を探す。一方で自分は、帰参者が戻ってきたときに「どこを買えるのか」という投資的な視点で見ています。マルチアセットやGPIFみたいに機械的に売る動きもありますが、普通の運用者は割安で収益の堅いところくらいしか買えないんですからね。
だからこそ、9月に配当がある株式では、既に電力株が動いたなら今度は電鉄へ――という流れを見るわけです。結局は「これは無理」という銘柄が出たときに、別の新しい銘柄でどのくらい取れるかという発想が大事。そのため、ここ数日は自分も新しい銘柄ばかり備忘録に上げていますよね。
こういうのこそ感覚の部分であり、その裏付けはやっぱり勉強しかないんですよ。