8月29日:今日の市場の見方

この環境で買われたら、もう動きようがないですよね。赤沢さんのキャンセルは関税問題、そしてエヌビディアの決算は「出尽くし」。それで昨日の引け前のあの入れ上げを見たら、こりゃ勝負になっていないなと感じます。つまり、個別銘柄中心で回っていた市場が、再び「寄与度勝負」という形に戻ってきて、それが無謀なパワー型になってきたら、市場の根本が変わってしまうんですよね。

ですから、市場は「関税問題はもう終わった話」「経済的に見通しがついたからOK」という判断になっているんです。以前の上げのときもそうですが、パウエル氏の玉虫色の話も同じ。結局、不透明すぎる市場を、誰かが決め打ちした「肉弾戦」で動かしているに過ぎなくて、自分としてはやっぱり気持ちが悪い関税問題だと思っています。

それでも、トランプ氏を信じている人は「これで決まった」という論点で突き進むんですよね。赤沢氏のキャンセルだって「問題じゃない」という解釈にすり替わる。そこに商社を大量に買ったファンドの話も絡んでくる。こうなると、理屈で考える人には理解不能ですが、買う側は「大方決まった」として買いを止められない流れになってしまうんです。

主体者が何かを掴んでAIに機械的な発注をさせているなら分かりますが、掴んでいない場合は最後にトランプ氏がちゃぶ台をひっくり返す可能性がある。普通なら動けないはずなんですよ。ただ、先日もそうでしたが、そういう売り要因や手控え要因がはっきりしているタイミングで株が上がるのは、空売りが非常に入りやすい場面であり、それすら計算に入れた爆上げ。ほんと、始末に負えないですよね。

いずれにしても、自分としてはペースを守りつつ、データセンター関連の外枠あたりを狙うとか、関税問題を見越して対応していた企業を探していくのが現実的だと思っています。