3月5日:今日の市場の見方
市場に安心できる材料が出たわけではなく、前日の急落によって売りが一巡したように見える場面があった、という流れだと思います。そこに売りを手仕舞いした外資系の資金が残り、配当を意識した現物買いを入れてSQのポジションを作ろうとしている、そういう展開に見える部分もあります。SQ前ですから、市場はある程度揺さぶりをかけてくるという見方もできますが、通常であればここからは「分かりやすい銘柄」だけが物色される流れになることが多いのではないでしょうか。
ですから、根本的には依然として難しい市場だと思います。投げによって下げた後ですから、特別な意図がない限り、ここから積極的に買いに向かう投資家は多くないという見方もあります。それでも相場が動くとすれば、ある程度投げが出尽くしているため、もし市場の意図に沿った動きが出てきた場合、先に話題になっていたSQ6万円という水準がどう評価されるのか、という点が意識されるのかもしれません。
ただ、昨日のアルゴリズムの動きもやや癖のあるものでしたし、ニュースについても、実際に起きていることだとしても伝え方には影響があると感じます。今日になってイランの工作員が停戦に向けて動いているという話も出ていますが、確認のしようがない情報ですし、イラン側は否定しています。時間的にも発覚が早すぎる印象があり、いわゆる憶測型の記事の側面が強いとも考えられます。むしろ紛争前から動きがあったという話が、後から取り上げられている可能性もあるでしょう。
それでも、これまで和平の糸口が見えないという流れの中で、「イランが折れるのではないか」という空気が出てくると、それ自体が市場では材料として受け止められることがあります。悪い話ばかりが流れていた後に、こうした話題が出てくるというのは、市場のタイミングに合わせた情報の配分のようにも感じられます。今日は源太カレンダーで言うところのポイント日でもあり、こうした値動きも、ある意味では市場参加者の感情のバイオリズムの範囲内で起きている動きなのかもしれません。
