4月17日:今日の市場の見方
こういう市場は、売ったら上がるという場面が多いのですが、中には売って良かったと思えるものもあるんですよね。全体として利益が出ていると、投げて良かったと感じる時と、逆に投げなければ良かったと思う時が交錯するわけで、要するに状況自体が読みづらくなっているということだと思います。ですから、そこをいちいち悩むよりも、現実の利益をどう捉えるかという視点で整理していく方が現実的なんですよね。
そうなると、一定の銘柄は長期保有としながらも、ここから新たに買うものについては、機械的に売買するものと長期で持つものを分けて考える必要があります。その際に大事なのは、もともと長期に向かない銘柄をある程度処分する判断で、これが意外と難しい。特にこの局面では利益が大きくなってくることで売る理由が薄れてしまい、「まだ下がらないだろう」という感覚に引っ張られやすくなりますし、新しく買うものにも同じような心理が働いてしまうんですよね。
実際、イビデンやキオクシアも昨年は一時かなり厳しい評価を受けて売り尽くされた局面がありましたが、あの時にいわゆるイエローレポート的な見方で拾えたかどうかが一つの分かれ目だったように思います。昨年春のフジクラと似た流れで、外資がしっかり仕込んでいったタイプという整理もできそうです。
今年に入ってからは、村田製作所や安川電機といった昨年来見ている銘柄を引き続き持っていますが、こうした銘柄であっても現在の経済環境では不安を感じやすいのは確かです。ただ、データセンター向けコンデンサーやフィジカルAIといった長期テーマで見れば、まだ道半ばという見方もできます。今は島津製作所などをゆっくり組み入れていますが、足元で地味に見える銘柄であっても、企業の技術や資質を軸に、将来を見据えて考えていくというスタンスです。
本格的な動きは秋以降という見方でも自分は構わないと思っていますし、だからこそ買うタイミングは下に振れた場面でという考え方になりますね。
