4月26日:今週の市場の見方

今週の見方
半導体関連は引き続き強く、高い水準で推移しているように見えますが、中身は少し変わってきていますよね。本体というよりデータセンター寄り、さらに最近はコンデンサーや電子部品といった周辺領域が主役になってきている印象です。もちろんメモリーは別格という見方もありますが、全体としてはセンターラインから少しずつ外れてきているようにも感じますし、SOX指数の動きもやや気になるところです。
「僕らの株時代」を改めた「Stockマーケット理事会」で鈴木一之氏が話していた「半導体は生産が追いつけば下がる」という言葉は、まさに本質を突いていると思うんですよね。結局のところ問題は“いつ供給が追いつくか”であって、金や株のように持ち続ける資産とは少し性質が違う。過去にも市況が過熱した後に生産過多となり、いわゆる半導体不況に陥った時期は何度もありました。
市場の現状と課題
これまでは需給を見ながら調整されてきたはずですが、環境が極端になると、やはりどこかで歪みが出てくるものです。今がそうだとは言い切れませんが、連休前ということもあり、空売りしている側は買い戻したい心理も強いはずです。ただ実際には、決算後に動いてもその後伸び悩む半導体銘柄も増えてきており、水準的にも乗りにくさは出ていますよね。
また、先週の水曜あたりからは半導体への“食傷気味”の雰囲気も見え始めていて、その流れで似た需給構造のドローン関連などに資金が向かっているようにも見えます。ただし、ここで単純にテーマを切り替えれば良いという話でもなく、イラン問題というよりは原油問題が整理されない限り、産油国と非産油国の経済格差が意識されやすい状況です。場合によっては大きく崩れる国が出る可能性も否定できず、そうした前提で見るとTOPIX売りのような流れになり、設備投資が続くデータセンター関連に資金が集まる構図も理解は出来ます。
今後の展望
こうした中でも、食傷気味であっても物色は続き、何かを探して買いに行く流れ自体は残りそうです。ただし、日銀が様子見となった後の為替動向、特に為替介入の可能性は頭に入れておく必要がありますよね。そう考えると、自分としてはこのままの水準であれば連休前は一度外し、下げたところで対応できるように週初は動いておきたいという考えになります。
加えて月替わりのタイミングは需給が崩れやすい要因でもありますし、その点も軽視はできません。ただ、連休中も日経平均先物はほぼ止まらず動き続ける環境ですから、東証の現物とは違う意味で自動発注的な動きが続く点も意識しておく必要があります。
最後に
結局のところ、強いテーマがありながらも、その中身は少しずつ変化していて、単純な強気・弱気では整理しきれない局面にあると感じます。無理に乗るよりも、一度整理しながら次の機会を待つというスタンスも一つの選択肢でしょうし、こういう時こそ「どこで買えるか」を意識しておくことが大事だと思います。
